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【アジア大会】男子50キロ競歩制した勝木、酷暑レース焦らず、五輪へ一歩

男子50キロ競歩で優勝し、日の丸を掲げる勝木隼人(納冨康撮影)
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 ルールに則って50キロを歩ききることは簡単でない。出場8選手中、フィニッシュできたのは5人。勝木隼人(自衛隊)は冷静さをもって、この過酷な勝負を制した。「金メダルはうれしいけど、ちょっと複雑です」。4時間3分30秒に及んだレースは計画通りにいったことと、そうでないことが入り交じり起伏に富んでいた。

 序盤、勝木は先頭集団に無理して付いていかなかった。「僕には設定ペースがあった。前から落ちてくるのは目に見えていた」。狙い通り28キロ付近で丸尾とワン・ツー態勢を築き上げる。

 日差しは強く、気温は30度前後。胃腸に入ると固形になる飲料を冷やして飲んだり、氷を入れた帽子をかぶったり、体温を上げにくくする工夫も効果を発揮した。

 状況が一転したのは34キロ付近だ。3人目の審判員から歩型違反の警告を受け、「ピットレーン」に入って5分間待機する罰則を受けた。一気に4位に転落したが、「まだ16キロあったので追いつけると思った」。丸尾の失速もあって、小気味よい歩きで大逆転。42キロ手前でトップに立ち、そのまま逃げきった。

 この優勝で27歳の前に道が開けた。来年の世界選手権代表に決まった。「世界陸上で同じことをやると追いつけない。一から歩型を作り直すつもりでやっていきたい」。同選手権で3位以内の日本人最上位になれば、2020年東京五輪の代表切符をつかむことができる。(宝田将志)

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