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【日大アメフット】日大の秋のリーグ戦参加ならず 再建の実効性に疑問符突きつけられる

日本大学本部=5月29日午前、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
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 「日大といえば関東の宝のようなチーム。秋のリーグ戦に出られない事態は、非常に重い事実」。関東学生連盟の柿沢優二理事長は記者会見で言葉を絞り出した。5月6日の悪質な反則タックルから約3カ月。昨季を含め、大学日本一21度の日大アメフット部が、秋のリーグ戦へ参加する道は完全に閉ざされた。

 2018年度シーズンの出場資格停止処分の解除に向け、日大はOB以外からの公募で指導陣の刷新を図り、「チーム改善報告書」を提出。だが、検証委は再建の取り組みに一定の評価をしつつも、処分解除に踏み切らなかった要因に、再発防止策など抜本的改革の実効性を挙げた。

 疑問視されたのは実行主体が不明確な点だ。大学のガバナンス(組織統治)体制に踏み込み、田中英寿理事長に対して「改革をトップダウンで進めていく」などのメッセージを言明できれば安全性の確保につながった可能性を指摘。大学の“本気度”を問う構えだったことがうかがえた。

 関東学連は、対戦チームの学生の安全を担保する責務を負う。だからこそ、日大の選手たちが1シーズンを棒に振る厳しい立場に置いたままでも、中途半端な再出発を許さなかった。再建には、アメフット部だけでなく、日大が組織を挙げて改革に取り組む姿勢を見せるしかない。(田中充)

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