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【プロ野球】広島・下水流、サヨナラ本塁打 「被災地のみなさんに勇気与える一打」と緒方監督

10回、広島・下水流昂(右)はサヨナラの右越え2点本塁打を放ち、ナインの輪にジャンプ=20日、マツダスタジアム(加藤孝規撮影)
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 途中出場の広島・下水流(しもずる)が大仕事をやってのけた。1点を追う延長十回裏。2死一塁と追い込まれた中で打席に立った。巨人・マシソンの153キロを振り抜くと、打球は右翼ポール際外野席に吸い込まれた。「良い感触だった。当たってくれてよかった」。劇的なサヨナラ2ラン。真っ赤に染まったマツダスタジアムはお祭り騒ぎと化した。

 苦しい試合だった。二回までに7点を奪いながら、先発の野村が2本の3ランを浴びるなどして追い上げられた。同点の延長十回表には、ジャクソンが岡本にソロ本塁打を浴びた。そんな中で飛び出した起死回生の一発だった。

 広島にとって特別な試合だった。西日本を襲った豪雨災害後、初めての本拠地での一戦。試合前には球場入り口で、選手らによる募金活動が行われた。球場には半旗が掲げられ、プレーボール前には黙祷(もくとう)もささげられた。

 「被災地に明るいニュースを届けたい」。選手は口をそろえて語っていた。その思いが最後の最後に打球に乗り移った。

 緒方監督は「広島のみなさんに大きな勇気を与える一打を打ってくれた」と下水流を絶賛。その主役は、お立ち台で目を潤ませた。

 「最後にこうして勝利の報告ができて本当に良かった。(被災地は)今、本当に大変だと思いますが、ともに戦っていきましょう」。心のこもったメッセージだった。(浜田慎太郎)

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