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【大相撲名古屋場所】御嶽海が高安戦で初黒星、行司軍配差し違えに「しようがない」

土俵際でこらえ、御嶽海(奥)を突き落としで下した高安=ドルフィンズアリーナ
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 御嶽海は初黒星がよほど悔しかったのだろう。支度部屋に戻ってまげを結い直す際は、報道陣に背を向けた。着替えて帰りの車へ向かう段になり、ようやく「大関に勝たないと意味がない」。言葉を投げ捨てるようなつぶやきだった。

 相撲では高安を圧倒した。右で強烈に押っつけながら上手をつかみ、頭を付けて勝機を探る。右からの出し投げで崩し、俵を背負った相手めがけて突進したところで逆転の突き落とし。かど番脱出へ必死の大関に意地を見せつけられた。

 一度は自身に軍配が上がった際どい勝負。御嶽海が土俵から飛び出すのが先か、高安の足が土俵外の蛇の目を払うのが先か。物言いの末に出された結論は「高安の足が残っている」。軍配差し違えを「しようがない」と静かに受け入れた。

 取組前に2敗で追っていた栃煌山と朝乃山に土がつき、全勝を守れば星の差3つに広げられる好機だった。「優勝を意識したのか」の問いかけには「全然」。ただ、圧倒的な優勢からの逆転負けが残すダメージは計り知れない。

 13日目には3敗を守った豪栄道と対戦する。すでにかど番を脱し、勝てば逆転優勝の可能性も広がる一番にベテラン大関が懸ける思いは想像に難くない。

 初優勝を目指す25歳が、今場所で最も厳しい山場を迎える。

(奥山次郎)

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