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【高校野球】北神奈川大会 日大高3年・西ノ坊廉太郎主将「不完全燃焼」

日大高の西ノ坊廉太郎主将=13日、横浜市中区の横浜スタジアム
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 高校野球北神奈川大会2回戦で慶応に敗れた日大高3年の西ノ坊廉太郎主将は、まさに「リーダー」だ。敗戦後、仲間たちのおえつが漏れ出してくるロッカールームを横目に、「自分も一緒に泣いて立ち上がれなくなるわけにはいかない」と、堂々とした様子で前を向いた。

 昨夏4強入りした先輩たちから主将のバトンを受け取った。「先輩たちとは別のチーム。自分たちの色を出すことができればいい」と意気込んで新チームをスタートさせたが、昨秋、今春と勝てない時期が続いた。自身も主将でありながら先発メンバーに名前を連ねることは少なく、「『主将なのに情けない』と思っていた」と振り返る。

 だが春の大会後、先発メンバーに選ばれる機会が増えていった。主将、そして捕手として、要求されるのは全体を俯瞰(ふかん)する目線だ。

 自らを「目の前のことに入り込み過ぎてしまうタイプ」と自認していたが、「試合に出ている自分を見ているもう一人の自分」を意識するようにすると、急に視野が広がった。夏の前に“扇の要”として成長。開幕試合では実力校・大師をコールドで撃破した。チームは波に乗っていた。

 迎えたこの日の試合。自軍先発の中島は制球が定まらない。「大丈夫だ。思い切って投げてこい」。毎日のように磨いてきたキャッチングと強力なリーダーシップでチームを引っ張った。不器用だが常に一生懸命なプレーと愛すべき人柄で、誰からも好かれた。

 「甲子園に行きたかったけど、人間としてもいい経験ができた」と振り返るも、「結果に関しては不完全燃焼です。大学でも野球を続けたい」と新たな舞台での雪辱を誓い、高校野球に別れを告げた。

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