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【ロシアW杯】クロアチアが初の決勝 3戦連続延長で劇的逆転 驚異のスタミナ

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【ロシアW杯】
クロアチアが初の決勝 3戦連続延長で劇的逆転 驚異のスタミナ

イングランド戦の延長後半、決勝ゴールを決め、喜ぶクロアチアのマンジュキッチ(下)とペリシッチ=モスクワ(共同) イングランド戦の延長後半、決勝ゴールを決め、喜ぶクロアチアのマンジュキッチ(下)とペリシッチ=モスクワ(共同)

 最後まで闘志をみなぎらせて戦い、決勝への切符を初めてつかんだ。クロアチアは3戦連続で突入した延長戦で気迫と運動量を保ち、逆転で勝利した。最優秀選手に輝いたペリシッチは「難しい試合だったが、準決勝を勝ち抜けることが重要だった」と力を込めた。

 決勝トーナメント1回戦と準々決勝は、ともに120分間を戦い、PK戦で勝ち上がってきた。蓄積した心身の疲労は明らかで、立ち上がりからミスが目立ち、攻撃は単調だった。前半は早々に失点し、劣勢だった。

 後半以降は、圧巻だった。攻勢が弱まったイングランドに対し、クロアチアは勢いを増していった。中盤でボールを回しながら、機を見てサイドからゴールに迫る形を増やし、後半23分には同点ゴールを決めた。

 ダリッチ監督は選手たちの仕事ぶりに舌を巻いた。「誰も交代を求めなかった。選手のスタミナやエネルギーがすごかった」。90分間では交代枠を一つも使わなかった。延長戦に入ると終始主導権を握り、PK戦を待たずに決着をつけた。

 人口約428万人の小国が決勝戦に初めて到達し、過去最高成績だった1998年フランス大会の3位を上回った。決勝の相手は20年前の準決勝で敗れたフランス。気持ちは高まる。

 3試合続けて120分を戦い、休養も相手より1日少ない中で大一番に挑む。「体力的には不利かもしれないけど、ベストを尽くす」と指揮官。因縁の相手に雪辱し、世界一の称号を持ち帰る。(小川寛太)

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