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【高校野球】「仁志敏久さん、ありがとう!」第100回茨城県大会初日の「感動秘話」

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【高校野球】
「仁志敏久さん、ありがとう!」第100回茨城県大会初日の「感動秘話」

始球式で投球する常総学院OBの仁志敏久氏=7日午前、水戸市見川町(永井大輔撮影) 始球式で投球する常総学院OBの仁志敏久氏=7日午前、水戸市見川町(永井大輔撮影)

 プロ野球公式戦の誘致を目指しリニューアルが完了した「ノーブルホームスタジアム水戸」(水戸市)で、7日開幕した「第100回全国高校野球選手権茨城大会」。球場の拍手喝采を浴びた清真学園の白鳥将汰主将の「感謝」をテーマにした選手宣誓とは別に、もう一人の“主役”がいた。

 第100回のアニバーサリーともいうべき始球式。マウンドには名門・常総学院OBで、プロ野球巨人などで活躍した仁志敏久氏(46)がいた。スーツ姿で決めて、球速103キロを計時。電光掲示板に表示されたスピード以上に糸を引くような一球を投じた。

 引退後も少年野球の指導に尽力する仁志氏は「山なりのボールではなく、しっかりした投球を心がけた。一人でも多く(の球児が)夢をかなえてほしいという思いを込めたからです」と静かに振り返った。

 始球式後、ベンチ裏では感動のドラマがあった。昨年夏、ボールの盗難被害に遭い、仁志氏から11ダースものボールを寄付されたという日立北ナインが直接、本人に感謝の気持ちを伝えに来た。仁志氏は同校の上遠野主将とがっちり握手して、ひと言「頑張ってください」と激励した。

 「木内マジック」で知られる名将・木内幸男監督の申し子ともいうべき若き指導者が、無名の球児たちに計り知れない勇気と希望を与えていた。(永井大輔)

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