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【大相撲夏場所】「1つ勝つと気分も疲れもだいぶ違う」39歳6カ月、幕内最年長・安美錦 ようやく出た初日に安堵の表情

大相撲五月場所5日目 安美錦は引き落としで豪風を破る=17日、両国国技館(撮影・福島範和)
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 どれだけ長く相撲を取っていても、初日が出ると安心する。1学年下の38歳の豪風を下した幕内最年長の安美錦。「1つ勝つと、気分も疲れもだいぶ違う。ほっとはするし、よかったんじゃない」と穏やかな笑みを浮かべた。

 大ベテラン同士の対決らしく、立ち合い前から激しい駆け引きを展開。なかなか呼吸が合わず腰を下ろすこと3度。ようやく立って当たった瞬間に引き落としを決め、「ほめられた相撲じゃないけどね」とばつが悪そうに振り返った。

 39歳6カ月での再入幕は自身が持つ昭和以降の最年長記録を更新。幕内在位97場所は高見山と並んで史上3位タイとなった。平成15年初場所中に引退した貴乃花に土俵で最後の黒星を付けた力士であり、長く現役を務めてきたことをはからずも示す。

 満身創痍(そうい)で、思うような相撲が取れる状態にはない。場所前の巡業では右膝の古傷を悪化させて途中離脱した。しかし、闘争心は衰えておらず、「白星が一番の『薬』になる。明日からもしっかりと相撲を取っていきたい」と表情を引き締める。

 豪風との一番は年齢で計77歳、通算34度目にもなる。「どうでもいい。懸賞がプラスになるわけでもないからね」。自覚する身体的な衰えを、土俵に懸ける情熱で補う技巧派の戦いはまだまだ終わりそうにない。(奥山次郎)

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