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【月刊パラスポーツ】パラトライアスロン・秦由加子 輝ける場所「もっとやれる」

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【月刊パラスポーツ】
パラトライアスロン・秦由加子 輝ける場所「もっとやれる」

バイクで走る秦由加子。2020年東京大会での活躍を期している(c)Satoshi TAKASAKI/(公社)日本トライアスロン連合(JTU) バイクで走る秦由加子。2020年東京大会での活躍を期している(c)Satoshi TAKASAKI/(公社)日本トライアスロン連合(JTU)

 手術後は切断した脚を見られたくなくて、体育は高校卒業まですべて見学した。スポーツとは無縁のまま、大学を卒業して社会人に。転機は2007年だった。趣味の幅を広げようと、水泳を再開した。久々のプール。突き刺さる周囲の視線に10分で上がった。

 「私は一生、人の目を気にして生きていかないといけないのかな。自分が変わらないと…」。翌年春、勇気を振り絞って、地元に発足した障害者の水泳チーム「千葉ミラクルズSC」に入った。障害を気にすることなく、生き生きと泳ぐ周囲の姿に気持ちが吹っ切れた。何より、水中で体が浮く感覚が楽しかった。

 直後に開催された08年北京大会で初めてパラリンピックの存在を知った。「自分も出たい」。4年間、水泳に打ち込んで夢を追った。強化選手にも選ばれたが、12年ロンドン大会の標準記録は突破できなかった。気持ちを切り替え、リオ大会から正式種目になったパラトライアスロンでの再チャレンジを決意。「最初は両足が地面から浮いた瞬間が怖かった」という義足で走ることへの恐怖心の克服から取り組み、夢舞台へとたどり着いた。

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