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【ハリルホジッチ氏会見】詳報(3)視察中のコーチ陣へ「うちに帰れ、もう終わったんだから」

会見に臨む日本代表のハリルホジッチ前監督=日本記者クラブ(撮影・蔵賢斗)
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 「(昨年11月に対戦した)ブラジルは世界1位のチームだ。そんなにいい結果を出せるとは思っていなかった。選手に経験を積ませられたらと思っていた。ブラジル、(昨年11月の)ベルギー、(3月の)マリ、ウクライナ戦の結果は満足できるものではないかもしれない。だが、そこから得られたものもある。

 例えばブラジル戦は前半の20分間はひどい状態だった。それなのに、ハーフタイムにロッカールームに戻ってきたときに、ハイレベルなチームにどう対応すればいいかを話した。試合後には選手をほめた。ベルギー戦は完璧といえる内容だった。負けたとはいえ、引き分けか、もしかしたら勝っていたかもしれない試合だった。(ブラジル、ベルギー戦を行った)ベルギー遠征はそんなによくなかったかもしれないが、いろいろなデータを引き出せた。しかも、本来ならレギュラーの選手が7、8人もメンバーに入っていなかった。

 つまりはW杯のための調整であって、私自身は満足していた。一番重要な23人の選手を選抜することになるが、そこで問題が始まった。いろいろな情報が私の耳にも入っていたが、私は仕事に専念した。田嶋(幸三日本サッカー協会)会長も西野(朗監督)さんも問題があると一度も言ってきてはくれなかった。なにかあったとしても、だれも何も言わなかった。西野さんはなにかを言おうとした。マリ戦の後、私はパリに行ってコロンビアの試合を見た。その後、代表がいるベルギーのリエージュに帰ったのは午前4時か5時だった。そこで少し話をしてきた。1人の選手があまりいい状態ではないと。私は『分かっている。後で解決できる』と言った。

 残念なことだが、そこでいろんなことが起きた。田嶋会長が選手やコーチと連絡を取ったが、何が起きたのか(コーチの)ジャッキー(・ボヌベー)たちにも説明がなかった。私に取ってびっくりすることだし、コーチたちにとってもそうだった。

 4月7日にパリに呼び出しがかかって、なんのことかわからずにホテルに出向いた。こんにちはと話して、腰をかけ、『ハリルさん、これでお別れすることになりました』といわれた。最初はジョークだろうと思った。そして1分経って、『なぜか』と聞いた。そうしたら、『コミュニケーション不足だ』と。そこで怒りが沸き立ってきた。5分経って、部屋を出た。呆然(ぼうぜん)として、何が起きたか分からなかった。

 コーチたちにも電話をした。1人はイングランド、もう1人はドイツにいて、試合を視察していた。それで彼らに言った。『うちに帰れ、もう終わったんだから』と。コーチがどう反応したのかは想像してほしい。このように会長から話をされたのだ。この3年間でやってきたことへのリスペクトがないのではないか。コーチ陣にもだ。

 =(4)に続く

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