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【ハリルホジッチ氏会見】詳報(2)「これから第3ステージに入るところだった」

記者会見臨む、サッカー日本代表のハリルホジッチ前監督=日本記者クラブ(撮影・中井誠)
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 「誰ともなんの問題もなかった。特に選手とはなかった。この3年間は常に選手と連絡を取り合っていた。海外組であろうと、国内組であろうともだ。国外組とは何度、電話で話したことか。コミュニケーションはコンスタントにとり続けた。それぞれの選手とどういう話をするか、どういったメッセージを伝えないといけないか。だから、代表合宿をしてもオフィスをしつらえて、選手にそこに来てもらい、話し合える場所を設けていた。

 この3年間、だれか1人の選手を非難したことはない。悪いのは私。批判するなら私をと話していた。実際にピッチ内で選手と1対1で話すときは、ちょっと違っていた。私はなにか言いたいなと思ったら、選手と面と向かって言うようにしている。こうしたストレートな物言いに慣れていない選手もいたかもしれない。でも、私にしてみれば、選手への思い入れが強かったということだ。

 ご存じのように23人の選手を呼んでチームを編成しても、全員が試合に出られるわけではない。豪州に対する歴史的な勝利でアジア最終予選を突破した試合の後ですら、2人の選手は試合に出られず、がっかりしていた。

 私が日本に来たのは、代表チームを育てるためだった。人々が私に求めたのは予選通過であって、それが終わったら、いろいろやろうと話していた。予選は通過した。それも首位で。われわれのいたグループは大変なグループだった。みなさんはW杯出場を当たり前と思うかもしれないが、決して楽なことではなかった。アジア最終予選の初戦を落としての突破は初めてのことだった。

 豪州にも初めて勝った。あの時は、みんなパニックだった。ハリルホジッチは若手を使うのではないかと。それでも勝利を勝ち取った。彼らで大丈夫かと疑問に思っていた人もいたが、彼ら(若手)は抜きんでた仕事をした。

 アラブ首長国連邦(UAE)にアウェーで初めて勝った。そして、歴史的な勝利は他にもある。ブルガリアに7-2で勝った。欧州勢にそれだけの差を付けて勝ったのは初めてのことだった。いろいろな意味で成功してきたのがこの3年間だ。

 パフォーマンスという意味で厳しかったから、それまで試合に出ていた選手に代わる存在はいないかと探していた。競争を取り入れた。もう少しベテラン選手の尻をたたいて、もっとがんばるように仕向けた。そういった意味で満足していないものがあった。

 これから第3ステージに入るところだった。それはW杯だ。私が代表監督に就任したのはW杯があるからで、そのために海外遠征を2回やって、最高峰のチームを対戦相手に用意した。昨年11月と3月の遠征は調整だと思っていた。特にMFやFWの抱える問題にいい解決策はないかと探していた。W杯で要求されるパフォーマンスを出せるように、今まで以上に選手が幅広い力をもってプレーできるようにと考えていた。結果は頭になかった」=(3)に続く

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