【プロ野球】DeNA新人・東克樹2勝目 試合中バナナで栄養補給 新巨人キラーへ
DeNAの新人左腕・東が巨人に終盤まで三塁を踏ませない好投で2勝目。「まるでベテランのような熟練した投球だった。小柄だがマウンドでは大きく見える」とラミレス監督を感嘆させた。
この日は「腕を振って投げる」がテーマ。前回立ち上がりに3ランを浴びたマギーには「ストライクを取りにいかず、しっかりと勝負できるように」と立ち向かい、無安打に抑えた。三回には坂本勇からチェンジアップで空振り三振を取り、「腕を振れば緩急がつけられ、三振も奪える」と自信を持った。
八回1死から四球と安打で一、二塁とされて降板。完封を逃した。「あそこを併殺で切り抜ければ」と悔やんだが、「お立ち台は人生で初めて。幸せだった」と本拠地初勝利を喜んだ。
「ちゃんと栄養補給を」と看護師の母からの助言で立命大時代から試合中のベンチでは消化のいいバナナを口にする。「きょうは3本。(九回まで投げて)足りなかったら追加しました」とにこやか。これで巨人相手に初勝利から連勝となり、新たな“キラー誕生”を予感させた。
(三浦馨)