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【現役スプリンター 末続慎吾の哲学】メダリストの生きた言葉

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 平昌五輪・パラリンピックでは多くのメダリストが誕生した。日本が獲得したメダルはパラリンピック10個、五輪13個。五輪は冬季大会では1998年長野の10個を上回り、最多記録だという。

 僕も2008年北京五輪男子400メートルリレーで銅メダルを取った。やはり4年に1度の五輪は反響が大きい。陸上ファン以外の人たちも関心を寄せてくれる。

 平昌のメダリストたちは、たくさんの祝福やねぎらいの声を掛けてもらっただろうが、メダルの“色”は選手自身が決めていい。銅でも金のようにうれしい人がいてもいいと思う。それぞれに向き合ってきた時間がある。何に価値があったか。答えは自分の中にしかない。

 観戦する側としても、過程と結果がマッチした人間くさいメダルは、濃く輝いてみえるものだ。

 一方で、気になったのは「選手が言葉を飾っているな」と感じる場面が少なくなかったこと。だから逆に率直な言葉は印象深かった。スノーボード女子の鬼塚雅選手は強風で力を出し切れず、「五輪ってあまり好きじゃないな」と涙を流していた。悔しい気持ちが真っすぐ伝わり、決してネガティブには聞こえなかった。スキージャンプ男子の葛西紀明選手もふがいない自分のジャンプに腹を立て、「ゴミですね、ゴミ」と吐き捨てていた。あのとがった気持ちがあるから競技を続けられるんだと感じた。

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