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【舞の海の相撲俵論】情けを忘れてはいないか 人生にも取り直しがあってもいい

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【舞の海の相撲俵論】
情けを忘れてはいないか 人生にも取り直しがあってもいい

舞の海秀平さん(荻窪佳撮影) 舞の海秀平さん(荻窪佳撮影)

 伏し目がちに軽くうなずく横綱に続けた。「貴乃花親方と貴ノ岩の気持ちを絶対に忘れてはならないぞ。人は負い目を感じながら生きていく方が寛容になれるんだ。将来いい指導者になれよ。さあ行ってこい」。背中をぱーんとたたいて送り出した。

 お客さんの反応が怖かった日馬富士。土俵入りが始まると、館内は静まりかえった。正面から「日馬富士、もう一度頑張れ」と声が飛ぶ。向正面からは「そうだ頑張れ」と返ってくる。あふれ出そうになる涙を必死にこらえながら不知火型のせり上がりをやりきった。

 そんな噺を思い描きながら初場所の土俵を見つめている。(元小結 舞の海秀平)

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