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【泳ぎそして想う】競泳ヘッドコーチ・平井伯昌 ローザンヌで与えられた刺激

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 昨年11月末からスペインで行ったナショナルチームの合宿中に、小関也朱篤(ミキハウス)が同じ所属先の男子選手に手を上げた。ヘッドコーチの私にも監督責任があり、おわびしたい。選手には社会人としての人間教育をより一層行っていく必要性も感じている。

 合宿を締めくくる形で昨年12月20、21日にスイスのローザンヌで開かれた短水路(25メートルプール)のローザンヌ杯に参戦した。女子の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が50メートルの自由形とバタフライで、大橋悠依(東洋大)が400メートル個人メドレーで日本新記録をマークするなど合宿の成果を発揮してくれた。

 国際オリンピック委員会(IOC)が本部を置くローザンヌでは、プール外でも選手のモチベーションを高める機会に恵まれた。刺激になったのは、五輪の歴史や名選手の功績などを紹介するオリンピック・ミュージアム。選手の多くが夢見るのは自身が五輪で輝くことだ。五輪が果たしてきた役割を、肌で感じた選手たちの気持ちが高ぶるのは当然だろう。

 私の教え子である大橋も興奮を隠せないようだった。アテネ、北京両五輪で男子平泳ぎ2冠の北島康介、女子200メートル背泳ぎで2大会連続銅メダルの中村礼子らの動画や写真が展示され、「北島さんや礼子さんも紹介されていましたよ」とうれしそうに話していた。北島と中村を指導した私も感慨深いし、刺激を受けた大橋も2人に続いてほしい。

 ローザンヌ杯を選んだのは時期と場所の都合がよかったためで、ミュージアムの存在が念頭にあったわけではない。しかし、プール外にも競泳に取り組む意識を高めるきっかけがあふれていることを改めて思い知らされた。

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