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【箱根駅伝・往路】法大・青木、山上り5区で9人抜き区間新マーク

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【箱根駅伝・往路】
法大・青木、山上り5区で9人抜き区間新マーク

14位でたすきを受け取った法大・青木(左)。5区の山上りで9人抜きを達成した (撮影・菊本和人) 14位でたすきを受け取った法大・青木(左)。5区の山上りで9人抜きを達成した (撮影・菊本和人)

 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・大手町-神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場107・5キロ)山上りの5区では、法大・青木涼真(2年)が1時間11分44秒の区間新をマークし、チームを14位から5位に押し上げた。(サンケイスポーツ)

 目前の標的を着実に仕留めていった。法大の5区、青木が1時間11分44秒の快走。1分2秒も更新する区間新記録で、9人抜きを演じた。

 「びっくりです。73分前半でいければと思っていましたが…」

 前回大会で駒大・大塚祥平がマークした区間記録(1時間12分46秒)を破った。自身の快走に驚きを隠せない。

 14位でたすきを受け、11・7キロ地点の小涌園で10位、15・8キロの芦之湯では6位。そこから、56秒前にいた5位の城西大・服部に芦ノ湖手前で追いつき、抜き去った。

 「途中で何人抜いたか分からなくなり、見えたら抜かそうと思っていた」

 1年生だった昨年は8区9位。2年生となり、2年連続のシード権獲得に貢献しようとスピード向上に取り組んだ。その結果、走り方が変わったと感じたが、理論として理解したのは秋。同じ名前の俳優・竹内涼真が出演したTBS系ドラマ「陸王」で、足の中央部で着地する「ミッドフット着地走法」が語られるのを聞き、「オレの走りはこれになっている」と気づいた。「(かかとで着地していた)以前よりスピードが上がり、疲労がたまりづらくなったんです。スピードを上げようとした結果、そうなったのでは」。生命科学部環境応用学科所属の理系ランナーは分析する。

 その成果か、夏合宿での8・5キロ、標高差約300メートルの坂路でのトライアルで昨年5区を走った先輩の記録を約1分上回り、山上りを任された。「きつかったので次は違うところで走りたい」と笑いつつ、「来年も走る機会があれば“山の神”を狙いたい」。“陸王”からの昇格を目指す。 (只木信昭)

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