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【陸上】出るか日本人初の9秒台 ハイレベルな4人の争い 23日から日本選手権

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【陸上】
出るか日本人初の9秒台 ハイレベルな4人の争い 23日から日本選手権

桐生祥秀 桐生祥秀

 唯一の気がかりは、今季は五輪翌年とあって意図的に試合を多く組んでいる点。欧州遠征から帰国した6月11日からの12日間で疲労をうまく抜き、シーズン序盤のような爆発力を取り戻せるかがカギを握る。

 山県は3月に右足首を痛め、約3カ月間、実戦から遠ざかっている。回復具合は18日の練習公開時点で「85~90%」。ベストの状態まで仕上げきれるか。

 昨年優勝のケンブリッジは4月に追い風5・1メートルで9秒98、20歳の多田も10日に同4・5メートルで9秒94と参考記録ながら「10秒の壁」の向こう側に踏み込んだ。2人とも持ち味の思い切りの良さを発揮できれば十分にチャンスがある。

 4人全員が24日の決勝に顔を揃えれば、スタートの得意な山県と多田が先行し、中盤から後半にかけて桐生とケンブリッジが追い込む展開が予想される。10秒00の日本記録を持つ伊東浩司氏は「日本選手権は誰が勝つか分からない。近いうちに9秒台は出る」。日本一を決める大舞台で「9秒台で走れる」という自信をつかめれば、8月の世界選手権で日本人初の決勝進出を狙う大きな弾みになるはずだ。

 レースの行われる23、24日の天気予報はおおむね曇り。降水確率30%と40%。研ぎ澄ました集中力のぶつかり合いが、好記録につながることを期待したい。

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