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【横綱物語 私が知る稀勢の里】良き師匠との出会い、固く入門決意 中学時代の担任、若林克治さん(49)

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【横綱物語 私が知る稀勢の里】
良き師匠との出会い、固く入門決意 中学時代の担任、若林克治さん(49)

稀勢の里が最後の登校日に手形を押したジャージーを手にする若林克治さん。クラスへのプレゼントだったという=茨城県稲敷市立江戸崎中(上村茉由撮影) 稀勢の里が最後の登校日に手形を押したジャージーを手にする若林克治さん。クラスへのプレゼントだったという=茨城県稲敷市立江戸崎中(上村茉由撮影)

 稀勢の里(30)=本名・萩原寛(ゆたか)、田子ノ浦部屋=の母校、茨城県龍ケ崎市立長山中。2、3年時の担任、若林克治さん(49)=現・同県稲敷市立江戸崎中教諭=は「尊敬する師匠と出会えたのだろう。(先代師匠の)鳴戸親方(元横綱隆の里)には、彼の良い面を伸ばしてもらえたと思う」と振り返る。

     

 アンバランスな印象の子でした。見た目は大人以上に大きいのに、中身は子供なんですから。

 わんぱくでしたよ。男子はよく休み時間にじゃれあって遊びますが、ほかの子より腕力が強いとか、体格が良いとかを忘れるんでしょうね。相手を泣かせてしまう。それで叱ると、涙をこぼすんです。

 でも、彼は男子の間で人気者でした。人を笑わせたり楽しませたりすることが大好きで、掃除をさぼることがあっても憎まれない。スポーツが好きで、部活や体育祭に一生懸命に取り組む。給食もたくさん食べる。そんな子です。体は大きいけれど、普通の中学生でしたよ。

 進路については相談なしでした。3年の夏休み、三者面談にお母さんと来て、「卒業したら鳴戸部屋で相撲を取ります」と。スポーツを志すにしても、ほとんどは「強豪校に進学したい」と言う。彼の“本気度”を知りたくて、野球の強豪校から問い合わせがあると伝えたり、相撲部のある高校を紹介したりしても、全く興味を示さない。

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