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【富士山女子駅伝】立命大V4達成 「プライド」を支えに故障乗り越える

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【富士山女子駅伝】
立命大V4達成 「プライド」を支えに故障乗り越える

優勝を決め、仲間に胴上げされる立命館大学の第3区・大森菜月=静岡県富士市の富士総合運動公園陸上競技場(戸加里真司撮影) 優勝を決め、仲間に胴上げされる立命館大学の第3区・大森菜月=静岡県富士市の富士総合運動公園陸上競技場(戸加里真司撮影)

 うまく事が運ばない時、支えになるのはプライドなのだ。そんな原点を改めて感じさせる立命大の4連覇だった。

 今季、チームは故障に悩まされた。主将の菅野が5月に左足底を痛め、9月まで練習を離脱。その間、もう1人の主軸である大森が先頭に立って仲間を引っ張ったが、熱意がオーバーワークにつながり、12月初旬に左足甲の疲労骨折が判明。医師からは「大会には間に合わない。今後に響く」と告げられた。

 それでも、彼女たちは「常勝」の看板を下ろすつもりはなかった。7人の4年生が確認したのは「勝つという思いを日々、出し切ること」。涙を流しては本音をぶつけ、それまで何となく目をつぶっていた、互いの足りない部分などを指摘し合った。練習場の空気は研ぎ澄まされ、チームの“二枚看板”は復調し選手層も厚くなった。

 この日、2区の菅野はトップ松山大の高見沢里に食らい付き、12秒差でたすきリレー。3区の大森が区間賞の走りで逆転すると、続く池内、和田らの好走で、逃げ切り態勢に持ち込んだ。

 10月の全日本大学女子駅伝で松山大に奪われた「日本一」の称号を奪い返し、浅井監督は「ここで負けていたらズルズルいっていたかもしれない。持ち直して結果が出て、下級生も自信を持ったと思う」と語る。

 産みの苦しみを経てつかんだ栄冠は、またエンジのユニホームを強くした。(宝田将志)

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