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【いざ!リオ五輪 第1部・戦う意味(3)】競歩男子 垣根越え研鑽 悲願は目前

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【いざ!リオ五輪 第1部・戦う意味(3)】
競歩男子 垣根越え研鑽 悲願は目前

世界陸上男子50キロ競歩で、上位争いをする谷井(右)と荒井 =2015年8月29日、北京(大橋純人撮影) 世界陸上男子50キロ競歩で、上位争いをする谷井(右)と荒井 =2015年8月29日、北京(大橋純人撮影)

 日本競歩界が、いまだ手にできていない物がある。五輪のメダルだ。

 幾度も世界の表彰台を射止めてきたマラソンなどと比べ、決して目立つ存在ではなかった競歩。「かつては陸上全体の五輪派遣枠が少なく、(競歩は)なかなか出場もできなかった」。日本陸連競歩部長の今村文男が苦闘の歴史を振り返る。

支援態勢整う

 1984年ロサンゼルス五輪などは派遣なし。財政面のサポートも乏しかった。今村自身、所属先の企業で陸上部の廃部を経験。建設作業員などのアルバイトをしなければ、遠征費さえ工面できない不遇の競技生活を送ったことがある。

 今は違う。昨年は鈴木雄介(富士通)が男子20キロで世界記録を樹立し、谷井孝行(自衛隊)が世界選手権男子50キロで日本競歩史上初の銅メダルを獲得。日本陸連から年1千万円を上限に強化費が支給されるトップランク「ゴールド」の選手は、今年度4人のうち3人を男子競歩が占める。「リオデジャネイロ五輪で最もメダルに近い種目の一つ」と陸連関係者の期待もすこぶる高い。

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