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【スポーツCatchUp】葛藤、感謝、使命感…駒大・馬場翔大 山の「失速」から1年、挑んだ最後の箱根駅伝

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葛藤、感謝、使命感…駒大・馬場翔大 山の「失速」から1年、挑んだ最後の箱根駅伝

箱根駅伝の復路・戸塚中継所でたすきを9区、二岡康平に渡す駒大8区の馬場翔大(左)=横浜市戸塚区(矢島康弘撮影)

 区間賞の下田裕太(青学大2年)には1分1秒及ばず、チーム順位も上げられなかったが、実力者の柳利幸(早大4年)らを抑えて堂々の区間2位。ふらつきながら懸命に足を運び、ゴール直後に倒れ込んだ前回とは一転、9区の二岡康平(4年)に笑顔でたすきを渡した。「欲を言えば区間賞を取りたかったし、10区に渡るときに(総合優勝した)青学大の背中が見えるくらいにはしたかった」。それでも「沿道から『駒沢』だけじゃなく『馬場』って名前も呼んでいただいて。すごく幸せを感じたし、この1年、支えてくれた方々にお礼を言いたい」と感謝を口にした。

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 気になることがあった。昨年12月11日の練習公開日、馬場は「5区を走りたい気持ちはある。ただ、5区でなくてもリベンジはできる」と慎重に言葉を選んでいた。雪辱に燃える馬場の気持ちをくんだ大八木弘明監督は、走る区間の選択権まで与えていた。「8区を走ることになった経緯を教えてください」。そう尋ねると、馬場のつぶらな瞳から涙があふれてきた。

 「最後の年、もちろん5区を走りたい気持ちはあった。自分にとっては『箱根=5区』」。2年で初めて走った際には、区間3位の1時間19分54秒をたたき出した実績もある。だが昨年11月に行われた山道を使っての適性テストで満足な結果が残せず、大八木監督が与えた2度目のチャンスでも記録は伸びなかった。

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