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【サッカー】内戦続くシリア、サッカーで「結束させる何かもたらす」

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内戦続くシリア、サッカーで「結束させる何かもたらす」

日本-シリア 後半、ペナルティーエリアで倒される岡崎(左)。PKとなる=マスカット(共同)

 国民にサッカーで希望の灯をともしたい-。W杯ロシア大会アジア2次予選でE組に入ったシリアは、国内で内戦が激しく、中立地での日本戦を余儀なくされた。イブラヒム監督は「国は今病んでいる状況だけど、我々は決して死なない」と代表チームだけでなく、国民へも力強いメッセージを送る。

 激化する内戦は多くの難民を生み、サッカーが続けられず国外に脱出する選手もいるという。代表メンバーも近隣の中東諸国でプレーする選手が多い。安全上の問題から国内で代表戦を行うことができず、中立地での試合が続く。

 日本戦まで3連勝してきた代表の活躍は、国民にとって数少ない明るい話題だ。

 長年代表チームを引っ張ってきたフセインは、FIFAの公式サイトで「国で試合ができないことは痛い。ただ、どんなに小さくても、シリアを結束させる何かをもたらしたいと願っている」と母国への思いを語った。使命感に燃えるイレブンの背中は、必ずや国民の活力となるはずだ。(小川寛太)

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