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【大相撲】白鵬休場「中途半端な気持ちで土俵に上がれない」 その功績は色あせない

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【大相撲】
白鵬休場「中途半端な気持ちで土俵に上がれない」 その功績は色あせない

東京都内の病院で膝の診察を終えた白鵬(今井正人撮影)

 最高位としての責任を果たすべく、横綱昇進後は本場所だけでなく巡業もこれまで休まずに参加してきたことは白鵬の誇りだった。しかし、貴乃花に並ぶ横綱在位史上4位タイの49場所目は、左膝故障で初日から2連敗の末に休場となった。

 「中途半端な気持ちで土俵には上がれない」。白鵬は病院での検査後、落ち着いた様子で語った。

 場所前の稽古で痛めたが、師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)ですら知ったのは前日の取組後。本人は最後の最後まで出場の可否をめぐって悩んだ。同親方は「痛いと言ったことがない子が言ったのだから」と弟子の心境をおもんぱかる。

 柔軟性ある身体で基礎運動を徹底し、けがのない横綱として単独史上最多35度の優勝を重ねてきたが、今年3月には三十路に到達。最高位としての重圧を背負った戦いで疲労は少しずつ蓄積されていた。場所前は老朽化した宮城野部屋が移転するため、出稽古ばかりの調整でペースを上げ過ぎたことも裏目に出た。

 白鵬は「残り13日間、土俵に立てず本当に申し訳ない」と語った。史上1位の横綱連続出場は722日、同1位の連続2桁勝利は51場所で途切れたとはいえ、残してきた功績は色あせない。盤石な姿で再び本場所に戻って来るのをファンは心待ちにしているだろう。(藤原翔)

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