産経ニュース

【柔道】2年連続銀の七戸、リネールの試合巧者ぶりに完敗

スポーツ スポーツ

記事詳細

更新

【柔道】
2年連続銀の七戸、リネールの試合巧者ぶりに完敗

 男子100キロ超級決勝 フランスのテディ・リネール(左)を攻める七戸龍=アスタナ(共同)

 「チャンスを作れなかった。昨年より厳しくなった」。男子100キロ超級の七戸は、絶対王者の高い壁を痛感させられた敗戦をかみしめた。

 2年連続で勝ち上がった決勝。眼光鋭くにらみつけた視線の先には、昨年と同じリネールがいた。開始から十分な組み手を許してもらえず、1分すぎに奥襟を捕まれると、強引に倒し込まれて技ありを奪われた。

 ここからが王者のずる賢いところ。劣勢で焦る七戸をあざ笑うかのように、真っ向勝負の機会すら与えてくれない。最後はリネールの指導も3になったが、巧みに白星を持ち去られた。

 王者に負けない体作りは怠っていない。筋力トレーニングでパワーを培い、長所であるスピードとの融合を目指す。井上康生監督から「2番手の位置を保ちながら王者をどう倒すか」と位置づけられた大会に、「五輪と同じ気持ち」で臨み、銀メダルは死守した。

 来夏に迫った五輪前に王者の背中はとらえられなかった。「まだまだ遠い。本当に悔しい」と井上監督も完敗を認めた。残り1年。日本最重量級エースの打開力が試される。(田中充)

このニュースの写真

  • 2年連続銀の七戸、リネールの試合巧者ぶりに完敗

「スポーツ」のランキング