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【陸上】やり投げ新井、6センチ差で入賞逃す

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やり投げ新井、6センチ差で入賞逃す

 理想の投擲はできなかった。男子やり投げ決勝で、新井はリオデジャネイロ五輪代表に決まる8位入賞にわずか6センチ届かなかった。「もっと投げたかった。世界のレベルが上がっていた」。敗戦を素直に認めるしかなかった。

 1投目で80メートル81を投げ、2投目は83メートル07。2投目を終えた時点では5位につけていたが、3投目が痛恨のファウルに。日ごろから「1、2投目から結果を出さないといけない」と話す。初の世界の舞台でその必要性を思い知らされた。

 「悪い癖」として「やりが吹き上がってしまうことがある」と話す。そんなとき思い出すのが、現在の所属先の先輩である村上幸史(スズキ浜松AC)が2009年ベルリン大会で銅メダルを獲得した姿。ベルリンの競技場の空を舞う風を意識し、村上は低い軌道で距離を伸ばした。「村上さんの投げを見て修正することがよくある」。昨年から急成長したのは、研究熱心な姿勢があるからにほかならない。

 高校1年だった2007年の夏、世界選手権大阪大会で優勝したテロ・ピトカマキ(フィンランド)の投擲をテレビで見たのをきっかけに競技を始めた。まだまだ成長途上の24歳。「もっと上の記録は狙える」。五輪に向け、鍛錬の日々がまた始まる。(丸山和郎)

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