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【新国立競技場】白紙経緯検討の第三者委に早くも暗雲 人選難航、2カ月未満で中間報告 下村文科相も聴取?

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【新国立競技場】
白紙経緯検討の第三者委に早くも暗雲 人選難航、2カ月未満で中間報告 下村文科相も聴取?

 白紙に戻った新国立競技場の整備計画策定の経緯などを検証する文部科学省の第三者委員会に暗雲が垂れ込めている。利害関係をめぐって委員の選定が難航しているほか、下村博文文科相が求める9月の中間報告提出まで時間が短く、責任の明確化に向け深掘りした議論につながらない恐れがあるためだ。下村氏がヒアリング対象に含まれるかも不明で、省内からは「トップへの聴取がなければ検証作業は信用されない」(幹部)との懸念も広がる。

 「アスリートや法曹、建築関係者で第三者委員会を設置し、経緯などを検証したい」。下村氏が外部メンバーによる検証作業計画を表明した7月24日以降、省内では人選が急ピッチで進められ、複数の人から了承が得られている。

 ただ、検証作業の主軸になる建築家の人選は難航。今後の新国立建設の入札に参加する可能性のあるゼネコンと接点を持つ建築家は利害関係者として排除されるためで、文科省幹部も「予想以上に利害関係者が多い」と表情を曇らせる。

 これまで新国立の建設計画を批判してきた建築家の槇文彦氏も「国から要請があっても入らない」と明言しており、委員構成が注目される。

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 議論に割ける時間の短さも懸念されている。

 下村氏は、政府が秋に行う新整備計画策定までに第三者委員会から中間報告を受けたい意向を示している。ただ、今月上旬に初会合の開催にこぎ着けたとしても、議論できる期間は2カ月もない。しかも、お盆休みもあり、多忙な委員のスケジュールを集中的に押さえるのも難しい。

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