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【五輪・金の卵】東京は種目落選も「フリークライミングの知名度上げたい」 世界制した19歳、尾上彩選手

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【五輪・金の卵】
東京は種目落選も「フリークライミングの知名度上げたい」 世界制した19歳、尾上彩選手

華奢な体で、軽々と壁をのぼっていく尾上彩選手=4月22日、東京都北区東十条のクライミングジム

 身長157センチのきゃしゃな体で、壁を軽々とよじ登っていく。埼玉県川口市出身のフリークライマー、尾上(おのえ)彩さん(19)は昨年9月、ニューカレドニアで開催された19歳以下の世界一を決める大会「2014FSC世界ユースクライミング選手権」女子ジュニアの部で優勝した。最近ではダイエット効果があるとして女性を中心にブームにもなりつつあるクライミング。競技を引っ張る若きエースに注目した。(さいたま総局 川峯千尋)

若干11歳…日本選手権で最年少優勝

 道具を使わずに自分の力だけで岩場を登るフリークライミングに出合ったのは10歳の時。テレビで見かけたプロのフリークライマー、小山田大さんの特集がきっかけだった。「面白そうでくぎ付けになった」。その当時、クライミングはまだ知名度も低くジムも少なかったが、偶然家の近くにクライミングジムがあったことも幸運だった。

 「壁ごとにルートが毎回違う。ルートを見つける頭の柔軟性が重要で、どうやって登ろうかと考えるのが面白い」。自分で答えを見いだす面白さに加え、上に登ることで感じる達成感にやみつきになり、気がついたら毎日のようにジムに通っていた。幼少期に始めた水泳と器械体操をやめてクライミングにのめり込むと、すぐに大会のキッズ部門で優勝するように。そして、11歳で迎えた平成19年の日本選手権では最年少優勝を果たす。

 「ミスも多かったけど、何も考えずに上を目指すことができた」。無心で競技に没頭する少女は、その後も国内外でコンスタントに結果を残し続けた。

挫折を救ったのはプードル?

 順風満帆な競技生活が崩れたのは中学3年の時。体形の変化に技術が追いつかず、結果が出なくなった。自分で自分の体を支えなくてはならないクライミングは、体重が軽い方が有利になるが、成長期の身体の変化は止められない。

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