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【なでしこジャパン】「常連」選んだ指揮官 連覇へ険しい道

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【なでしこジャパン】
「常連」選んだ指揮官 連覇へ険しい道

会見でメンバーを記した紙を胸元から出す佐々木則夫監督=1日、東京都文京区(撮影・山田俊介)

 佐々木監督はメンバー発表の会見で、一人一人の名前を読み上げた。良くも悪くも“なじみ”の面々。驚きはなかった。「経験ある選手は安定感がある。連覇を逆算すれば彼女たちが必要」。澤も復帰し、偉業への挑戦をベテランに託した。

 ここ2年は積極的に若手を招集してテストを重ねた。合格者はほとんどいなかった。主力が変わらない現実を会見で指摘された指揮官は、「理想的にはもう少し新たな選手、若い選手が入ればいいのかなと思った」と苦しい胸中を明かした。

 連覇への道は険しい。昨夏の男子ブラジルW杯では、2連覇を狙ったスペインが1次リーグで敗退した。主力が変わらず各国に対策を練られた。なでしこも同様の傾向が見られ、3月のアルガルベ・カップで9位に終わるなど苦戦している。

 佐々木監督は「戦い方を整理するには以前より時間はかからない」と、常連がそろう利点を分析した。さらに「新しい6人がパワーアップすることが、今までのチームを活気づける」とも。新戦力の爆発が、2連覇への大きな推進力になる。

 カナダは広大で移動距離が長い。ピッチは慣れない人工芝の予定だ。1次リーグC組で、最も力が接近しているのが初戦でぶつかるスイス。「照準を初戦に合わせる」と佐々木監督。スタートから勢いに乗り、厳しい環境を乗り越えていく。(榊輝朗)

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