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【思ふことあり】風穴を開けるスターを育てる スポーツジャーナリスト・増田明美

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【思ふことあり】
風穴を開けるスターを育てる スポーツジャーナリスト・増田明美

 もうすぐツクシが顔を出しそうだが、女子マラソン界にもそんな気配が感じられる。3月8日の名古屋ウィメンズマラソンに新鋭が勢ぞろい。誰かが型破りなことをやってくれそうだ。

 1月の大阪国際女子マラソンでロンドン五輪代表の重友梨佐さんが日本人トップの2位に入り、復調の兆しをみせた。しかし、1位のウクライナの選手に約4分の差をつけられ、記録は2時間26分台。12年前の大会では2時間21分台で日本人3人がゴールしている。

 寂しさを感じながら私はレース後の記者会見で「これから世界とどう戦おうとしているのか」と日本陸上競技連盟に対策を聞いた。強化副委員長の酒井勝充さんは「練習量が減っているのは確か。昔の選手並みの練習をすると故障する体の弱さがある。基礎からの体づくりと自主的な練習への意識が大事」と話した。

 昨年1年間で2時間22分を切った選手は世界で13人。日本勢は2007年に野口みずきさんが2時間21分37秒で走って以来7年以上、22分未満で走った選手がいない。日本のお家芸マラソン。5年後の東京五輪に向けて強化が急がれる。

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