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【東京マラソン】「下克上」佐野、雑草魂で日本人2位 「世界、届かない位置ではない」

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【東京マラソン】
「下克上」佐野、雑草魂で日本人2位 「世界、届かない位置ではない」

日本人で2位となる9位でゴールした佐野広明(宮崎裕士撮影)

 自称「成り上がり」がまたも階段を上った。33キロあたりまで先頭集団にくらいつき、日本人2位の9位でフィニッシュした佐野。自己記録を1分以上更新し「最後までついていきたかったが、最低限の走りはできた」とうなずいた。

 静岡・浜北西高時代は東海大会止まりの無名選手だった。大学も強豪とはいえない麗澤大学。それでも、他の部員より練習の負荷を上げるなど工夫して力をつけ、3年時の箱根駅伝に学連選抜の一員として区間2位の快走を見せ、名門ホンダ入りした。

 しかし、結果が出ず、「陸上を辞めようか」とも考えた一昨年、延岡西日本で初マラソン初優勝を果たし人生が変わった。「マラソンが陸上を続けるきっかけを作ってくれた」。自信のあったスタミナに加えてトラック練習でスピードも強化、この日の結果に結びつけた。

 「自分みたいな成り上がりの選手も強豪と渡り合えるのがマラソンの一番の魅力。世界の壁はあると思うけど、届かない位置ではない」。26歳の成長曲線は、まだまだ右肩上がりだ。(森本利優)

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