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【日本スプリントの挑戦】(17)「アジア銅」につながった高瀬慧の綿密なる準備(下)

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【日本スプリントの挑戦】
(17)「アジア銅」につながった高瀬慧の綿密なる準備(下)

仁川アジア大会を振り返る高瀬慧。レースまでの準備が結果につながった=2014年12月、千葉市美浜区の富士通

 2位に10秒10の蘇炳添(中国)。優勝は大きなフォームで爆発的な加速を見せたオグノデだった。計時は9秒93。カタールの同僚、サミュエル・フランシスが2007年にマークした9秒99を上回る圧巻のアジア新記録だ。

 ミックスゾーンに引き揚げてきた高瀬は「あれくらい速いと見えなくなる。中盤ぐらいで」とオグノデの走りをあきれたように振り返った。自身のレースについては「今後の財産になる」と捉えていた。「9秒台を目標にできるところに、やっと立てた」と。

 9秒台までは自己記録から、まだ0秒14ある。常識的に考えれば、100メートルにおける0秒1はかなり大きな差だ。

 それでも、一連の取り組みが銅メダルに結実したこと、もっとタイムを伸ばせるという感触、それらが高瀬の言葉に強い力を加えていた。自信という収穫は何よりも大きかった。(宝田将志)

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