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「報告を受けていない」と世界機関 中国競泳界のスター、孫楊のドーピング処分は適切だったのか…

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「報告を受けていない」と世界機関 中国競泳界のスター、孫楊のドーピング処分は適切だったのか…

孫楊

 ロンドン五輪競泳男子で2つの金メダルを獲得した中国の孫楊が、ことし5月に中国国内で行われた大会で興奮作用のある禁止薬物に陽性反応を示し、3か月の出場停止処分を受けた問題は、出場停止処分後初の大会となった仁川アジア大会で3個の金メダルを獲得したこともあって、処分が適切だったのか、いまも論議を呼んでいる。

 韓国紙・中央日報電子版は、世界反ドーピング機関(WADA)が「競泳の孫楊(中国)の件に関する報告を受けていない。報告を受ければ懲戒事由などを検討し、スポーツ仲裁裁判所に提訴する権限を行使するか決める」と明らかにしたと、AFP通信が26日に報じたと伝えた。

 AFP通信のサイトによると、中国の反ドーピング機関は、問題の隠ぺいを否定し、さらに処分が例外的に短期間だったのは、22歳の孫から、意図的に禁止薬物である興奮剤を摂取したわけではないとする証拠が示されたためだ-としている。

 中国の競泳選手については、1990年代に多くのドーピング違反が発覚しており、その後も驚異的なタイムがマークされたりすると、疑いの目を向けられることがあった。

 もっとも今回は孫自体の素行の悪さも影響しているかも知れない。最近では2013年に、航空機の客室乗務員との交際を反対されたことで、コーチと大げんかする騒動を起こし、警告を受けた。また同年11月にも、無免許でポルシェを運転し、バスとの接触事故を起こし、6か月の出場停止処分を受けている。問題行動の多さでも知られるトップ選手の今回の“騒動”の収束はいつになるか-。

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