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【白鵬翔の相撲道】(下)「一番のライバルは自分自身」 前人未到の境地へ

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【白鵬翔の相撲道】
(下)「一番のライバルは自分自身」 前人未到の境地へ

32度目の優勝を果たした白鵬は、大杯を手に満面の笑み。「白鵬時代」はどこまで続く

 一部から「力の衰え」をささやかれながらも、今年は6場所中5場所を制した。平幕相手に負けたのは九州場所の高安戦のみ。右四つ左上手の型を前に押し出して63連勝するなど、同じく5場所を制した4年前の白鵬と、相手の圧力をも逆手に取り自在の技につなげる今の白鵬。どちらが強いのか。

 「勝負がつかないんじゃない。あのときの勢いと、いまの精神力がぶつかれば。引き分けかな」

 大鵬に並ぶ32度優勝の偉業を成し遂げた九州場所千秋楽から一夜明けた24日。報道陣の問いに白鵬はこう語った。

 年をとるとともに、稽古場で考え、工夫を重ねてきた。力をつけ始めた新鋭には自ら出稽古し、胸を出して力量をはかる。序ノ口の頃から続けている四股、すり足は巡業中であっても欠かさない。

 師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は「準備運動せずに相撲をとる力士もいるが、白鵬はしっかり汗をかき最高の状態にしてから、稽古をするのでケガをしない。魁皇(現浅香山親方)も旭天鵬もそうでしょ」と語る。

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