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【レジェンドたちの証言】「権藤、権藤、雨、権藤…」1日に2勝 権藤博氏 1961年10月8日、新人で35勝目

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【レジェンドたちの証言】
「権藤、権藤、雨、権藤…」1日に2勝 権藤博氏 1961年10月8日、新人で35勝目

取材に応じる権藤博氏=東京・市ヶ谷 (撮影・桐山弘太)

 《来る日も、来る日もマウンドに立ち続ける。『権藤、権藤、雨、権藤…』は流行語にもなった。1961年、中日の新人投手だった権藤博さん(75)はひたすら投げまくり、10月8日の広島戦で35勝を挙げ最多勝、新人王、沢村賞、ベストナインなど賞を総なめにした。翌年も30勝をマークするが登板過多は確実に肩を疲弊させた。権藤さんを最後に、年間35勝以上の投手はいない》

 --今では考えられない登板数

 「もう50年前の話だけど、簡単にいうとそういう時代だったということですよ」

 --当時の濃人渉監督は厳しい人だった

 「ノンプロ時代から知っていて、それは厳しい。川上哲治さん(巨人)、三原修(大洋など)、水原茂(中日など)といった監督さんたちはみんな戦争帰り。弾をかいくぐっているから、肩が痛いといっても『命まではとられやせん、たるんどる!』と」

 --連投のきっかけは

 「それまで中4日で投げていたんです。5月9日の国鉄(現ヤクルト)戦で完封すると、翌日は九回から登板。三者三振にしたけど、次の回に打たれて負けた。その夜、監督の部屋に呼ばれて怒られるのかと思った。そうしたら『稲尾(和久=西鉄)、杉浦(忠=南海)でも完投した翌日に投げるんだよ』といわれて」

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