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【未来へつなぐ 第3部 アジア大会での現在地(1)】「水」と「陸」で明暗 リオ五輪主力候補

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【未来へつなぐ 第3部 アジア大会での現在地(1)】
「水」と「陸」で明暗 リオ五輪主力候補

 日本陸連の伊東浩司男子短距離部長は「2本、3本走っただけで脚が痛いと言っている時代からは脱しないと」と嘆いた。

 リレーの弱さは競泳も同じだ。今大会は男子2種目で中国の後塵(こうじん)を拝した。メンバーは5カ月前の日本選手権の順位で決めたものの、その後の競技会でリレー代表の時計を上回る選手もいた。弱点は自由形で、「リレーに萩野をもっと起用すべきだ」との声が出る一方、負担増を懸念するジレンマも抱えている。

 今大会では団体球技が精彩を欠いた。日本選手団の高田裕司総監督は「リオでどれだけ戦えるかのバロメーター」と位置付けていたが、金はラグビー男子とソフトボールの2種目のみ。U-21(21歳以下)代表で臨んだサッカー男子は準々決勝で敗退。優勝すれば五輪出場権獲得だったホッケーも表彰台にさえ届かなかった。

 田嶋幸三副団長は「国内の各リーグと協力し、どう強化していくか協議していく」と表情を曇らせた。

 日本は東京五輪で開催国として金メダル数を世界3位とすることを目標に掲げている。そのためには、リオでのメダル増産は不可欠。各競技とも世代交代の過渡期ではあるが、残された時間は長いようで短い。

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 仁川アジア大会の金メダル獲得数で、日本は中国、韓国に次ぐ3位に終わった。2年後のリオデジャネイロ五輪、さらには6年後の東京五輪への希望と課題をみつめた。

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