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【未来へつなぐ 第3部 アジア大会での現在地(1)】「水」と「陸」で明暗 リオ五輪主力候補

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【未来へつなぐ 第3部 アジア大会での現在地(1)】
「水」と「陸」で明暗 リオ五輪主力候補

 昨年9月に2020年東京五輪開催が決定し、日本が初めて迎えた夏の国際総合大会が仁川アジア大会だった。日本オリンピック委員会(JOC)は「50個前後の金メダル」「五輪実施競技すべて表彰台」と目標を掲げ、日本は金47、銀76、銅77と計200個のメダルを獲得した。アジアの舞台では一定の成果を残した。その中で、五輪で中核をなす競泳と陸上の記録系競技で、はっきりと明暗が分かれた。

 競泳は計12個の金メダルを獲得する大活躍をみせた。その象徴ともいえる萩野公介(東洋大)は金4個を含む7個のメダルを獲得、大会最終日の4日には大会最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 帰国した日本から再び韓国を訪れた萩野はこの日の会見で「次のリオデジャネイロ五輪や東京五輪につなげたい」と将来を見据えた。日本勢では02年釜山大会の北島康介以来となるMVP。釜山大会の2年後、アテネ五輪で金メダリストとなった北島の姿が重なる。

 競泳と同じく、一線級の選手を派遣した陸上は対照的に金3個に終わった。男子短距離の桐生祥秀(東洋大)が開幕2週間前の日本学生対校で故障して出場を辞退。主役となるべき「顔」が消えた。世代ごとに個別の大会があり、代表選手を日本陸連が一括管理できていないのが現状だ。

 桐生不在の影響もあって、男子400メートルリレーは中国に屈した。昨年の世界選手権でも山県亮太(慶大)が故障でリレーを欠場。照準を定めるべき大会でベストの布陣を組めていない。

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