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【日本スプリントの挑戦(7)】“早熟の才能”の進化 大瀬戸一馬が雌伏の1年で手にしたもの

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【日本スプリントの挑戦(7)】
“早熟の才能”の進化 大瀬戸一馬が雌伏の1年で手にしたもの

 落ち着いた口調で報道陣に対応する桐生祥秀(東洋大)の2メートルほど横で、大瀬戸一馬(法大)は快活に自身のレースを振り返っていた。

 「調子は悪くないかな。スピードの乗り方が良い」。そして、こう言って笑う。「人生が楽しいです」

 苦悩のシーズンを経た19歳は今季、充実の走り見せている。

 ■最速・桐生と100分の1秒差

 セイコー・ゴールデングランプリ東京(5月11日、国立競技場)男子100mを終えたミックスゾーンでの一幕だ。3.5メートルの強い向かい風の中、大瀬戸は10秒47の6着。桐生に100分の1秒差と迫ったレースだった。

 桐生は4月29日の織田記念決勝を右太ももの違和感で欠場したばかりで、この日もまだ全開でない印象。ただ、その点を差し引いても、現役最速の18歳を向こうに回し、スタートからの鋭い加速で終盤までリードを奪った走りには見るべきものがあった。

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