PR

スポーツ スポーツ

【貳阡貳拾年 第1部・111人の予想図(5)】100メートル「9秒4」までいける

Messenger

 日本サッカー協会の川淵三郎最高顧問(77)も壮大なプランを掲げる。「(五輪)代表チームの常設。100~150日ぐらい寝食をともにして、試合を重ねながら世界中を回る。それくらいやらないと金は取れない」

 ■高齢者のお手本に

 一方で、一般社会のスポーツシーンに目を向けると、20年には別の景色が見えてくる。老いてなお壮健な高齢者たちが、街のいたるところで汗を流す-。それが日本の日常となっている可能性がある。

 五輪史に詳しい真田久・筑波大体育専門学群長(58)は、前回東京五輪前の1962年に日本各地で結成されたスポーツ少年団に着目する。「発育・発達期の子供たちに運動の場を」と日本体育協会が提唱し、全国各地にできたスポーツ団体だ。

 初期の少年団に所属した子供は、65歳前後で2020年を迎える。真田さんが提案するのは、この世代を集めた、少年団ならぬ「シルバーエイジ団」の創設。「先進国はどこも高齢化に悩む。日本が高齢者スポーツのモデルを示せれば、大きな国際貢献になる」。スポーツで医療費の増大も抑えられるというわけだ。

 日本には、高齢者の可能性を示すいいお手本もいる。昨年5月に史上最高齢でエベレスト登頂に成功した冒険家、三浦雄一郎さん(81)だ。「これからの冒険・探検は、宇宙や海底などサイエンスの世界と結びついた壮大な舞台になっていくだろう」

 この若々しい冒険家に「2020年」を聞いてみた。「18年に85歳でヒマラヤのチョー・オユー(標高8201メートル、世界第6峰)頂上からのスキー滑降を終え、次の冒険に向けて休養しつつトレーニングをしている時期。90歳? たぶんヒマラヤのどこかで、スキーをする」。東京五輪後の日本は、高齢者がスポーツで「青春」を謳歌(おうか)する国かもしれない。

次のニュース

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ