「自分自身に拍手」 伊藤、女子初の2年連続3冠 卓球全日本選手権 - 産経ニュース

「自分自身に拍手」 伊藤、女子初の2年連続3冠 卓球全日本選手権

シングルス優勝で三冠を達成し、ウイニングボールを手に笑顔の伊藤美誠=20日、丸善インテックアリーナ大阪(撮影・松永渉平)
女子シングルス優勝の伊藤美誠=20日、丸善インテックアリーナ大阪(撮影・松永渉平)
 圧巻の強さで、女子初の快挙を成し遂げた。20日行われた卓球の全日本選手権女子シングルス決勝で、伊藤美誠(スターツ)は木原美悠(エリートアカデミー)を4-1で下して優勝。前日までの混合ダブルス、女子ダブルスに続き、2年連続での3冠を達成した。18歳の女王は「強くなったなと思う。自分自身の成長に拍手をしたい」。そんな自画自賛も当然といえる力強い内容での勝利だった。
 4歳年下の木原を相手に「年下の選手に絶対に負けたくなかった」と、第1ゲームから攻撃的な卓球を貫いた。身長150センチの体を前陣に張り付かせ、台上からの多彩な打球で徹底的に攻めこむ。ロングサーブや打点の低いバックハンドで相手を崩し、面白いように強打を決めていった。
 それでも、決して満足はしない。第4ゲームで9-3とリードしながら逆転を許したことを「ストレートで勝てた試合だった」と悔やんだ言葉に、風格が漂った。
 最大の目標である東京五輪に向けた強化を優先するため、昨年秋に発足したTリーグへの参戦は見送った。中学時代から指導する松崎コーチは「東京五輪が近づくにつれ、本人の意識が高まっている。メンタル面を改善し、1ゲーム目から全開で試合に入っていけるようになった」と成長を認める。
 今年の抱負を「目標は東京五輪の出場選手に選ばれること。そのために目の前の試合を大切に戦い、出場権を自分の手でつかみ取りたい」と語った伊藤。ライバルが多い女子で頭一つ抜け出しても、たゆむことなく歩みを進めていく。(上阪正人)