森保監督、世代交代に収穫 「上の世代を焦らせる」と槙野

サッカー日本代表
【サッカーキリンチャレンジカップ2018日本代表対コスタリカ代表】試合中、笑顔を見せる森保一監督=パナソニックスタジアム吹田(撮影・蔵賢斗)

 森保監督の初陣は“試運転モード”となった前半と打って変わって、躍動した後半の45分間で実りあるものとなった。「選手が持っている特徴を戦いの中で出してくれた」。重圧から解放され、森保監督の顔もほころんだ。

 代名詞の“可変式システム”を封印し4-4-2で臨んで得た3-0の快勝劇。だが、それ以上に大きな収穫は避けて通れない“世代交代”という問題の解決に光明が差したことだろう。

 サイドバックが張り出し前がかりになった後半。「頼りになる存在だった。本当にいい個性がそろっている」。主将の青山が太鼓判を押す若返った前線を中心にコスタリカを攻め立て、詰めかけた約3万4千人を熱狂へといざなった。

 後半21分の2点目はワールドカップ(W杯)ロシア大会で出場時間がなかったリオ世代が生み出した。「これからは自分たちが引っ張らないといけない」と話す遠藤のクロスから南野が流し込んだ。

 背番号「10」を背負った中島も左サイドを起点に好機を演出。下の世代の東京五輪代表候補の堂安も存在感を見せた。

 「試合の流れを見たかった」と森保監督は後半23分まで選手を替えなかった。すると「出場時間が短かろうが、点を取らないといけなかった」と中堅の伊東が途中出場で3点目を奪うなど、サバイバルが結果を生んだ。

 数少ないロシアW杯出場組の槙野は「上の世代を焦らせることになるだろう」。来年1月のアジア・カップまで残り4試合。招集を見送られた欧州組も安穏としてはいられない。(五十嵐一)