大坂Vに日本人観客も歓喜 地震被害の北海道出身者「気持ちが暗くなっていたので本当にうれしい」

全米テニス
優勝トロフィーを掲げる大坂なおみ=8日、ニューヨーク(USA TODAY Sports・ロイター)

 【ニューヨーク=上塚真由】テニスの全米オープンの男子シングルス、大坂なおみ(20)=日清食品=が8日、決勝でセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=を破り、ニューヨークの会場に訪れた日本人のテニスファンが歓喜に酔いしれた。

 北海道北見市に住む櫻井真美さん(52)は、2カ月間のニューヨーク滞在中に試合を観戦した。北見市の実家は、北海道地震の影響で停電が続いたという。「昨日、ようやく復旧したと聞いて安心した。地震のことで気持ちが暗くなっていたので、大坂選手の優勝は本当にうれしい」と語った。

 また、セリーナが主審に猛抗議するなど騒然となった会場の雰囲気に、「途中でトラブルがあったけれど、大坂選手は常に冷静だった。プレーに集中する姿が素晴らしく感動した」と語った。

 また、大分市から観戦に訪れた畦津秀明さん(62)は「中学のときからテニスをしている。全米の試合を見に来ることは夢だった。大坂選手の優勝も見ることができて最高の気分」と感慨深げ。「周りの米国人の観客は、みんなセリーナ(ウィリアムズ)が勝つと思っていた。大坂選手がこの雰囲気のなかで勝ったのは特にうれしい」とたたえた。