全米制覇の大坂なおみ、今一番したいこと「抹茶アイスクリーム食べたい!」

全米テニス
主審に抗議するセリーナ・ウィリアムズ(右)と大坂なおみ(左)=ニューヨーク(AP)

 テニスの全米オープン女子シングルス決勝で、日本選手初の四大大会制覇を果たした大坂なおみ(20)=日清食品=が8日(日本時間9日)の試合後、中継したWOWOWのインタビューで松岡修造さん、伊達公子さんらから祝福され、「セリーナ(ウィリアムズ)がスロー・スターターということは分かっていた。私が出だしを積極的にプレーできたのがよかった」と勝因を口にした。

 大坂が今季から師事するドイツ人のサーシャ・バイン氏(33)は、かつてS・ウィリアムズの練習パートナーを務めていた。「スロー・スターター」という情報を含め、S・ウィリアムズ対策は頭に入っていた。

 「もちろんサーシャのアドバイスもあるし、とにかく走らないといけないという覚悟はできていた」

 この試合、特筆すべきは大坂の精神力だった。これまでの大坂は、一つのプレーをきっかけに大崩れすることもあった。試合中に涙を流すこともあった。

 「会場に入る前の時点でアウエーということは分かっていた。それを考えるよりも、彼女(S・ウィリアムズ)とこの大舞台で戦うことは光栄だ、名誉なことだと言い聞かせていた」

 警告を受けて冷静さを失ったS・ウィリアムズとは対照的に、抗議で試合が中断する間も、明らかにS・ウィリアムズびいきの歓声の中でも平常心を保ち続けた。優勝を決めた試合後も「習慣」通りにバナナをパクっ。エネルギーバーも口に入れた。

 「目標は変わらず、今までも勝ちにいっていた。次のグランドスラム(四大大会)も優勝を狙いたい」

 「我慢」のプレーで頂点に立った大坂には、もう一つ我慢していたことがあった。今一番したいことを聞かれると、日本語で「抹茶アイスクリーム食べたい!」。2週間の大会中我慢していた好物が、自分へのご褒美だ。