錦織圭「自分のテニスよみがえらず」 天敵ジョコビッチ戦は次への糧に「強くなれる戦い」

全米テニス
全米オープン準決勝 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ、握手する錦織圭=7日、米ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(ロイター)

 【ニューヨーク=上塚真由】13連敗中だったジョコビッチがまた「高い壁」となって、錦織の4年ぶり2度目となる全米の決勝進出を阻んだ。1度もブレークを奪うことができず、完敗。「彼のレベルについていけなくなる場面もあり、足も動かなくなった。自分のテニスがよみがえってくる気配がしなかった」とうなだれた。

 錦織は、第1セットの最初のサービスゲームでブレークを奪われ、3-6で落とした。第2セットは互いにサービスゲームをキープして迎えたが、第5ゲームでブレークを許すと、そのまま押し切られた。ジョコビッチが勢いに乗った第3セットは、錦織のミスもあり、2度のブレークを奪われ、2-6で試合が決まった。

 2014年に決勝まで進み、四大大会の中でも得意とする全米。今年も、準々決勝までは攻撃的なテニスを仕掛け、劣勢でも必ず主導権を取り戻した。収穫はあった。昨年のけがからの「復活」を強く印象づけた大会ともなった。

 「グランドスラムで決勝に行ったり、優勝したりするのは体力もいるし、メンタル的にも疲労が来る。強さもまだまだないといけないと痛感させられた」と錦織。

 なかなか勝てないジョコビッチとの試合は「自分が強くなれる戦い」と言い切り、「敗戦を教訓として持ち帰って、また次の戦いを楽しみにしたい」。前を向いて全米の会場を後にした。