【大相撲秋場所】稀勢の里が復帰へ前進 連合稽古実力者の玉鷲相手に9勝1敗 「いい具合で調整できている」 - 産経ニュース

【大相撲秋場所】稀勢の里が復帰へ前進 連合稽古実力者の玉鷲相手に9勝1敗 「いい具合で調整できている」

二所ノ関一門による連合稽古で玉鷲(右)を攻める稀勢の里=3日、千葉県船橋市
 大相撲の横綱稀勢の里が3日、千葉県船橋市の二所ノ関部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、小結玉鷲と10番の相撲を取って9勝1敗と圧倒した。三役経験も豊富な難敵との稽古後は「いい具合で調整できている」と手応えを口にし、9日初日の秋場所(東京・両国国技館)復帰へ前進した。
 最近の様相とは明らかに異なる。名古屋場所前の連合稽古では、新入幕だった琴恵光を稽古相手に指名して一気に休場ムードが高まった。この日は迫力満点の突き押しが武器の実力者と精力的に稽古。玉鷲自身、「指名してくれてこれまでとは違うと思った。圧力も違うことは最初の一番で分かった」と振り返った。
 それほど内容も充実していた。「稽古場で気を使う必要はない」と全力で立ち向かってきた玉鷲の突き押しにひるむことなく左や右を差して寄り、突き押しで互角以上に渡り合う。稽古を見守った尾車親方(元大関琴風)は「先場所までと比べると全然いい。(秋場所に)出てくるんじゃないか」と評価した。
 慎重な姿勢を崩さなかった師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)も「立ち合いで当たれていて腰もおりている。だいぶよくなってきた」と復調を実感。進退をかける秋場所に向けて「より厳しくやっていきたい」と緊張感を漂わせた横綱がいよいよ、土俵へ戻ってきそうだ。(奥山次郎)