男子400メートルリレー、20年ぶり優勝 2年後、東京で「もう1回、金メダル」

アジア大会
陸上男子400メートルリレーで優勝し、笑顔で日の丸を掲げる(右から)山県亮太、多田修平、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥=30日午後、ジャカルタのブンカルノ競技場(共同)

 号砲が鳴ってすぐ勝負は決した。男子400メートルリレーで日本は、1走の山県が一気にリードを奪い、伊東浩司や土江寛裕(ひろやす)らを擁した1998年バンコク大会以来、20年ぶりの優勝。4人は「金メダルを取れてよかった」と口をそろえた。

 一騎打ちかとみられていた中国は100メートル覇者の蘇炳添を3走に配置したが、100メートル9秒97の自己記録を持つ謝震業を負傷で欠き、インドネシアにも敗れて3位に沈んだ。

 日本は今回、銀メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪のメンバーから飯塚翔太(ミズノ)を1600メートルリレーに回し、多田を2走に投入。終始、先行する展開だったこともあり、バトンパスは3区間とも無理のない距離感に。38秒16と前回仁川大会で中国がマークした37秒99の大会記録を塗り替えられなかった。

 2020年東京五輪で争うライバルは本気の中国や英国、ジャマイカ、米国などだ。「金メダルを取るには最低でも37秒50は切らないと。中国の蘇君のレベルが複数人出てこないと難しい」と土江コーチはネジを巻く。

 表彰台の一番上で君が代を聞いた桐生は「俺たちが銀メダルかなと思うくらい、2位のインドネシアは自国開催の盛り上がりがあった。五輪で、もう1回、金メダルを取りたい」と2年後に目を向けた。ここで満足してはいられない。(宝田将志)