【大相撲秋場所】初優勝から大関取りに挑む御嶽海、「自分の相撲を取れば自然といく」 - 産経ニュース

【大相撲秋場所】初優勝から大関取りに挑む御嶽海、「自分の相撲を取れば自然といく」

大相撲秋場所の番付表を手に笑顔を見せる関脇御嶽海=27日午前、東京都墨田区の出羽海部屋
 「自然体でいく。まずは勝ち越して2ケタを目指す。しっかり自分の相撲を取れば自然といくんじゃないですか」。名古屋場所で初優勝を飾り、初の大関取りに挑む御嶽海に気負いはない。
 大関昇進の目安は三役で3場所計33勝とされる。夏場所は小結で9勝、名古屋場所は関脇で13勝を挙げており、ノルマは11勝となる。名古屋を休場した3横綱の復帰が濃厚とみられるため簡単ではないが、決して不可能な数字でもない。
 名古屋場所は充実していた。猛威を振るったのは激しい立ち合いからの速攻相撲。「低い体勢から前に出て、圧力が相手に伝わった。立ち合いで圧力負けしなくなったのが大きな自信になった」と手応えをつかんだ。
 26日に終わった約1カ月間の夏巡業も刺激になった。稀勢の里らから稽古相手に指名されて「横綱、大関に稽古をつけてもらえた」と喜び、故郷の長野県内の興行では大きな声援を浴び「もっと恩返ししていきたい」と表情を引き締める。
 初優勝を飾ったことで秋場所では横綱、大関陣が“同格”とみなして厳しい相撲を取ってくる上に、同年代や若手の成長株には標的とされる。近づく勝負のときを見据え、「プレッシャーをかけてもらってそれをはねのけたい」と静かに闘志を燃やしている。(奥山次郎)