早大が名門の意地見せ3位 安井主将が追撃、首位と1分56秒差

箱根駅伝・往路
3位でゴールする早大・安井。伝統校が箱根路で底力を発揮した

 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・大手町-神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場107・5キロ)下馬評の低かった名門が意地をみせた。3年連続で山上り5区を任された安井雄一主将(4年)が区間2位の走りで、早大の往路3位に貢献した。(サンケイスポーツ)

 「早稲田の山男にはなれたかな。力は出し切れたので、悔いはない」

 残り8キロ。脚のけいれんに襲われそうになりながら耐えた。大会1カ月前の集中練習で、例年の1・5倍となる800キロを走破したスタミナを発揮した。

 安井は小学生(千葉・松戸市立常盤平第一小)の頃、箱根駅伝のテレビ中継にくぎ付けになった。「かっこいい」と早大の選手に憧れた。伝統のエンジのユニホームに袖を通し、4年連続で箱根路を駆け抜けた。

 昨年10月の出雲駅伝は9位、同11月の全日本大学駅伝は7位と苦戦が続いた。「最後は笑って終われるように」。トップの東洋大とは1分56秒差。エースの走りが14度目の総合優勝へ、望みをつないだ。 (石井文敏)