シンポジウム「自分の体はジブン守る~健康を支える食と核酸の可能性~

 食事やサプリメントを通じて体内に取り入れられる栄養は、エネルギーや体の組織を作るだけでなく、健康を維持するためにさまざまな働きをしていることが次々と明らかになっている。これら栄養の「機能性」を紹介し、健康長寿との関係を探るシンポジウム「自分の体はジブンで守る~健康を支える食と核酸の可能性~」が1月28日、東京都内で開催された。12回目の今回は、免疫や肝機能と核酸との関係について2人の専門家が基調講演したほか、元サッカー日本代表の前園真聖氏が、現役時代について食習慣も含め振り返るトークショーも行われた。

まえぞの・まさきよ

鹿児島実業高からJリーグ・横浜フリューゲルス入り。1996年アトランタ五輪でブラジルを破る「マイアミの奇跡」を達成。その後、国内外の複数のクラブでプレーし平成17年に引退。現在はサッカー解説やタレントとして活躍するほか、子供たちへの普及に努める。


食事をしたら必ず運動心掛け

前園氏のトークショーはフリーキャスターの上田千華氏の司会で行われた。

――24年前、アトランタ五輪(米国)でブラジルを破る「マイアミの奇跡」を起こした

前園 ブラジルのシュート数は28本で、ほとんどの時間攻められていた。だが、キーパーの川口(能活)がよく止めてくれた。日本はわずか4本のシュートだったが、その1本が相手のミスを誘い決まってくれた。粘り強く耐えて少ないチャンスをものにした。

――そのときは22歳で主将。プレッシャーは?

前園 自分は主将というタイプではなく、西野(朗)監督から「やってくれ」といわれたときは断った。チーム全体を見ないといけないし、責任も伴うので嫌だったが、強引に引き受けさせられてしまった。

――やってみて感想は

前園 ピッチに立っていない選手やベンチに入っていない選手に対し、気持ちを考えたり、声をかけたりするように自然となった。全員の気持ちがまとまっていないと勝てないからで、それが自分の成長につながった。西野監督はそういったことを意図して指名したのかもしれない。

――東京五輪の展望は

前園 男子サッカーは他の競技と違い、23歳以下という年齢制限があるが、堂安(律)や久保(建英)といった選手はA代表にも選ばれている。多くの選手が海外のクラブで活躍しており、期待できる。

――現役時代、食事面で気をつけていたことは

前園 多くの選手が試合の3、4時間前にうどんやパスタを食べていた。消化がよく、すぐエネルギーに変わるからだ。私はうどん派だった。足りない場合は、ハーフタイムなどにバナナやゼリーも食べた。

――引退した現在は運動する機会が減ったのでは

前園 現役時代と違い、体重を無理に維持する必要性がないので、結構食べてしまう。しかもおはぎやプリンといった甘いものが好きで、基本的には食べたいと思ったら食べる。その代わり後で運動をする。

――必ず運動するのか

前園 走りたくないときはウオーキングにすることもあるが、必ず運動する。現役時代の経験から、食べたのに動かないのはよくないことだと思っている。バランスの取れた食事、そして運動が大事だ。

――皆さんにメッセージを

前園 健康でないといい仕事もできないし、友人と楽しく過ごすこともできない。食事、睡眠、そして運動。散歩のような軽めのものでもいい。これらで健康を維持してほしい。

主催:産経新聞社 特別協賛:フォーデイズ株式会社 後援:ライフ・サイエンス研究所 協力:NPO法人KYG協会