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イスラエルとハマスの軍事衝突1週間 パレスチナの死者218人に

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16日、パレスチナ自治区ガザで、空爆により破壊された建物から救助した子どもを運ぶ男性(ゲッティ=共同)
16日、パレスチナ自治区ガザで、空爆により破壊された建物から救助した子どもを運ぶ男性(ゲッティ=共同)

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスによる軍事衝突が起きてから17日で1週間になったが、戦闘は激化の一途をたどっており、イスラエル軍によるガザへの地上侵攻の懸念も出ている。

 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの空爆で16日、子供10人を含むパレスチナ人42人が死亡した。ロイター通信が伝えた。一方、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスがイスラエルに発射したロケット弾は2800発超に達した。

 多数の犠牲者が出たことを受け、イスラエル軍は空爆はハマスが築いた地下トンネルを破壊するのが目的で、民間人への被害を避けるよう努めていると弁明。「軍事施設を民間の居住区域に意図的に設置し、民間人を危機にさらしている」とし、ハマスに責任があると主張した。ネタニヤフ首相はイスラエルの治安回復に必要なだけ「全力で」攻撃するとし、さらに戦闘を継続する姿勢を示した。

 一方、ハマスの報道官は「犯罪を正当化して責任逃れを図っている」とイスラエルを批判した。イスラエル軍は交戦開始以降、ハマスが発射したロケット弾の数は2014年の大規模交戦の約50日の間に撃ち込んだ数の半分以上に達したとしており、発射能力が大幅に向上した可能性がある。

 ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区でもパレスチナ人とイスラエル治安部隊に衝突が拡大し、16日までに少なくともパレスチナ人21人が死亡。10日以降のガザへの空爆による197人と合わせて死者は218人となった。イスラエル側でも10人が死亡した。

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