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「いつでも日本と対話を」「東京五輪成功に協力」 韓国大統領が「三・一独立運動」の式典で前向き演説

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1日、ソウル市内で開かれた「三・一独立運動」の記念式典で演説する韓国の文在寅大統領(聯合=共同)
1日、ソウル市内で開かれた「三・一独立運動」の記念式典で演説する韓国の文在寅大統領(聯合=共同)

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は1日、日本による朝鮮半島統治に抵抗し1919年に起きた「三・一独立運動」の式典で演説した。文氏は日本との「不幸な歴史」に言及し、「加害者は忘れられようが、被害者は忘れられない」と述べる一方で「百年が過ぎた今、韓日両国は経済、文化、人的交流などあらゆる分野で互いに重要な隣国になった」と強調。関係改善に向け日本に対話を呼びかけた。

 文氏は、韓国が「過去と未来の問題を分離できず、未来の発展に支障を招いている」と指摘。「過去の過ちから教訓を受けることは、恥ずかしいことではない。過去の問題は過去の問題として解決し、未来志向的な発展にさらに力を注がねばならない」と訴えた。

 その上で、慰安婦やいわゆる徴用工の問題に暗に触れ、「韓国政府は常に被害者中心主義の立場で知恵をしぼり解決策を模索する。被害者らの名誉と尊厳の回復のためにも最善を尽くす」とも語った。

 日本に対しては「(新型)コロナ危機を共に克服し、ポスト・コロナ時代を共に準備していかねばならない。隣国間の協力が今ほど重要な時はないことを強調したい」と断言。「韓国政府はいつでも日本と向き合い対話をする準備ができている。過去の問題もいつでも賢明に解決できると確信している」と対話を訴えた。

 さらに文氏は東京五輪についても言及し「東京五輪は韓日、南北、朝日、そして朝米間の対話の機会にもなる。韓国は東京五輪の成功的な開催のために協力する」と呼びかけた。また、「韓日がコロナで打撃を受けた経済を回復し、ポスト・コロナ時代の新たな秩序を共に作っていけることを希望する」と強調した。

 今年の記念日の式典は102年前の1919年に「独立宣言書」が読み上げられたソウル中心部のタプコル公園で行われた。

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